Thursday, July 07, 2016

池内 了氏の文

 今年の私の仕事は、この池内 了氏の2つの文章から、反省をこめて事を慎重に始めることにします。
 昨年のアルトー館の10月と11月の明大前キッドでの仕事は、結論として「“認知”から“動き”へ」のテーマとしてわれわれを2016年へと送り込んだのでした。

 しかし、2016年という年は、池内 了氏の前掲の引用文が暗示するように、日本にとって、また世界にとって生易しい年ではなく、それはポスト モダンの後を継ぐテーマを超えるものでなくてはいけないのです。
 そして、われわれに現在、要求されているものは、ポストモダンの後のことでも、戦後70年のことでもなく、さらに遡ってモダニティからの視野、あるいは近代そのもの、もしくはもっと差し迫った地球そのものの問題、あるいは太陽圏に棲む生物全体の問題でもあるのです。
 
 それほど、これまで生温く、安易に過ごして来た自分に、ふかく恥を感じ、今後の道を模索あするほかないものと、意を決する次第です。

 今後、このブログによって皆さまの意見を参考に、悔いのない仕事をいっしょにつづけて行きたいと思っておりますので、よろしくお願い致します。
                            及川廣信 

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